独学英検1級講師が伝える英語学習法・2つのやってはいけないこと

この記事の途中には一部広告があります。



こんにちは。今日は①独学で英語が話せるようになった 


②あらゆるレベルの生徒さんをわかるまで伸びるまで(TOEIC+200点レベル)徹底した指導をした多くの経験


の両方を持つ筆者が、これはやってはいけないという英語の勉強法をお伝えします。


特に英語ができるようになるには「コツ」があるんじゃないかと思っている方必見です。


①穴埋め問題や4択問題ばかり解いている人は危険!



大学受験やTOEICなどに向けて勉強をするなかで、「テストを受けるにはそのテストに近い形式で練習するのがベスト」

と英語の勉強時間の半分以上を4択問題や穴埋め問題ばかりに費やしていませんか?



これは危険です。



どんな英語のテストも基本的に「英語をしっかり運用する力があればよい点が取れる」ように設計されています。



そうすることで多くの学校や会社でもそのテストが利用されやすくなるからです。



それなのにテストの本来の狙いを無視して、テストの形式に注目して勉強してしまう。



この「コツ」「近道」を求めるあまり安直なやり方ばかりしてしまうというのは、僕の今までの仕事上の経験から言うとできない方向へ一直線の発想、行動です。



上位1%の人でこういう発想、勉強法の人、僕は出会ったことないです。



ちなみに英語を日本で話せる人(自分の意見をしっかりその場で英語にして話せる人)はどう考えても2パーセントいません。



(10%とか20%とか書いている方もいらっしゃいますが、数字に弱くない人がちょっと考えればありえないとわかりますよね。)



上位1%の人の発想を身につけないと日本の環境で英語を話すのは難しいと思います。



でもそのための本質的な勉強への発想の転換は今この瞬間から可能です。




4択問題や穴埋め問題ばかり解き、なまじ正解してしまい、その文の中に含まれていた「自分ではその英語を使えないな」 という部分を学ぶことなく先に進んでしまう という失敗をくりかえしてはダメなんです。



ちなみに最も良い勉強法だと僕が自信を持っておすすめするのは、学習に使った英文は全てそらで言ってみることです。(音読ではない)




何回も音読したりしないとその文を言えない場合、その文はあなたの今のレベルにはまだ合っていないんです。(それがどんなに簡単そうに見える文だとしても、その文の文型が体にしみ込んではいない段階なんです。)



※おすすめの学習法についてはこちら!




https://education.fuwat-kateigakusyuu.com/entranceexamenglish/



落ちた人の勉強の仕方を想像してみる

英語ができるようになったり、大学に受かったりした人の学習法にみなさん興味があると思います。


しかし、「うまくいかなかった人は何をしていたのか」を考えると、実は逆に良い勉強の仕方が見えてきます。


僕は仕事柄うまくいかなかった人の指導もたくさんしていますが、うまくいかなかった人は


①勉強量が絶対的に足りない。


のは事実ですが、


②テスト形式の問題ばかり解いている。


場合が多いんです。


考えてみてください。


落ちる人だってテスト形式のものだけは解いている気がしませんか?


実際そうなんです。


うまくいく人は


テスト形式ではない基本を身につけるトレーニングを自分で見つけているんです。

テスト形式の問題演習→勉強を真剣にしている人なら誰でもやっている。効果は個人差大。

それ以外の基礎トレーニング→やっている人は高確率で試験がうまくいく。

(1文の中の単語の品詞、文型を明らかにしてから文をスムーズに言えるまで口に出し続ける)



とぜひ覚えておいてほしいです。

正しいインプットがされていれば多少の出題形式の違いで急に答えられなくなったり、何か月やっても対応できなかったりはしないんです。


テストで好結果を残す人のうちの多くはテスト1回目から結果は良いんです。(すでにインプットを別に終えているから。)


②発音などの音要素を一切気にしない学習は危険






僕が出会った生徒さんのほぼ全員がこの状態でした。

その中でも


①自分なりのカタカナ読みをして単語を読んだり覚えていったりしているタイプ


②読めない単語は全く読まずに進んでいったり覚えようとするタイプ


の2通りがいます。



どちらもテストや入試で望む結果を得たとしても、その先で英語を全く使えなくなる(全くです)のは当然ですし、


テストもほとんどの場合うまくいきません。



なぜかというと…

もともと覚えにくい外国語の単語を

❌音声情報を使わずに(耳を使わずに)

❌口も使わずに

❌つづりと音の関係も無視して

覚えようとしているので、圧倒的に覚えが悪い上に、似たつづりの単語を勘違いすることが多くなります。

(単語の勘違いはその単語を知らない以上に長文読解の妨げになります。

その単語の意味には自信を持ってしまい、他の正しく読めている部分の読み取りを疑ってしまうという最悪のパターンに陥る可能性が高くなるからです。)

もちろん英文を書くことにも相当の苦手意識を持つことになります。

リスニングはできるはずがありません。

そういう方のスピーキングは聞くに堪えない日本語発音でネイティブの英語とかけ離れたリズムですし、



なにより本人もその自覚があるので英語を勉強する意欲、話す勇気を失ってしまいます。




①でお話したような問題演習中心の学習をしていると、発音は出題されることが少ないから学ぶこともなくなり、今述べているような


発音無視の勉強に陥ってしまうことが圧倒的に多くなります。


ですから①と②は地獄の水先案内人(ネーミングセンス💦)のようなものです。



あなたの発音まわり無視度はどれくらい?


次の質問に答えてみてください。


1.saidはセイドと読むと思っている。


2.thinkはシンク。


3.whatはホワット、whereはホウェアー、whenはホウェン。


4.reallyはレアリー。


5.boatとvoteは同じ発音


6.quietは発音したことがない


7.riceとliceは同じ発音をしてしまいそう。


8.アクセントは気にしていない。


9.単語と単語はつながると音が変化することを意識したことはない。


10.自分の読み方、話し方とお手本の音源を比べて練習をしたことはない。



~判定~


あてはまるものが


10個:今まで相当英語の授業などの情報を無視してきています。勉強自体かなり苦手なのでは?


9~5個:今すぐ音を勉強に取り入れましょう。このままいくと英語=苦手で固定化してしまいます。


4~1個:音を意識して勉強を今すぐ始めましょう。英語力が劇的に向上する可能性もあります。


0個:さらに英語の話され方、読まれ方について勉強をなさってください。ここから貪欲に勉強すれば英語を話せるようになる未来が待っています!




発音などの音周りを気にして勉強している人はものすごく少ないですから、これをするようになると周りのライバルに大きな差をつけられる可能性がありますし、



自分の発音の良さから英語への前向きな気持ちが生まれ英語学習全体にやる気がさらに出てきます




それでは今日のまとめです!


この記事のまとめ


英語学習で多くの人が陥りがちな罠は


①問題演習ばかり(4択や穴埋め)やって1文の組み立て方を全く意識しない。


②発音など音周りを無視している。


これをやると英語が使えるようになることはないし、難関大学の合格、TOEIC700点以上も正直厳しい。

(受かったとしても莫大な勉強量が必要になるし、受かった瞬間英語は見たくもなくなる。)