独学英検1級が伝える、英語勉強法・これは失敗する!5つのやり方

筆者の紹介・こんな方におすすめ
毎年のように、多くの塾や習い事で全く効果を上げられなかった公立中学評定20未満レベルの生徒とそのご家庭と話し合いを重ね、少しずつ少しずつ学習を重ねながら、英検を取得し、TOEIC600点以上にたどり着くまで指導してきた独学英検1級家庭教師です。
集団指導では手を突っ込むことのない学習の暗闇、本当につまづきやすいポイントについて、誰よりもリアルな情報をお伝えできると思います。
高校や大学を卒業したけれど、まだはっきりとした武器がなく英語力を武器にできるようになりたい、職場で英語を使って仕事をしたい、という方のお役に立てる記事になっています。
ただ、全編にわたって比較的「これはだめ」という内容が並んでおりますので、「じゃあお前は失敗してこなかったんかい!」とイラっとくる方も多いと思います。
その場合は6.僕の失敗した英語学習をご覧になって笑ってやってください。
英語学習NG5選
1.海外ドラマを見る。

これはみんなに効果がないといっているわけではないですが、99%の人には効果がないです。
海外ドラマを見て学習効果を挙げるには、
①出てくる英語を把握する。(字幕や文字起こしなどで)
②その意味をつかむ。(日本語字幕を見たり、自分で英文の意味を調べる、場合によっては文法書を見る必要がある。)
③出てくる英語を瞬時に話せるようになるまで練習する。
④何度も復習する。
必要があります。
海外ドラマを見て学習するという方の動機のうちの大きな1つとしては
「楽しく学びたい」ということがあると思います。
しかし、海外ドラマを楽しんでしまっては学習効果は出ないんです。
楽しさなんて飛んで行ってしまうくらい①~④にしっかり取り組む必要があるんです。
それでも楽しいという方は本当に英語学習に向いていると思います。
演奏を楽しんで聞いていたらバイオリンが弾けるようになったり、楽しんで格闘技を見ていたら自然と強くなったりはしませんよね。
英語学習もそれと同じなんです。
ただ、もともとバイオリンを毎日のように練習している上級者が素晴らしい演奏を聴いて上達のヒントを得たり、
毎日ボクシングジムに通っている人が世界タイトル戦を見て新しいパンチの技術を知ったりすることはあるかもしれません。
英語学習でも上級者の方であれば、気楽に海外ドラマを見ているだけで、
「この言い回しは私は知らなかったわー」となって印象に残り、何回か口ずさむだけで身につけられるかもしれません。
(実際は上級者の方こそ信じられないくらい何度も反復練習をするものです。だから上級者になってるんです。)
つまり、相当な上級者でないと海外ドラマから「学ぶ」ことは難しいということです。
「楽しみながら」であればなおのことです。
上級者でない方が学ぶには、そのドラマを①~④をやりながら気が遠くなるくらい繰り返しやる必要が出てきます。
筆者も英語を教えている高校生くらいの生徒に、
「宿題以外に海外ドラマをみて英語勉強していい?」と言われたことが何回もありますが、
結果はお察しの通りです。
英語を話せるようになった方が海外ドラマを見て練習したという話もよくありますが、
それは海外ドラマを見て学習しようとした星の数ほどのチャレンジャーの中の、ものすごく数少ない生き残りの人についての話で、
その人たちも、海外ドラマ視聴以外のメインの英語の勉強をがっちりやっている場合がほとんど、という印象を長年多くの英語学習者の発信を見ていて受けています。
2.写経、音読

写経とはいわゆるテキストを写すことですね。
写すことで効果を挙げた人ももちろんいなくはないのでしょうが、写す学習を数ある学習の仕方から選択する人は、間違いなく
「考えること」を避けている
と筆者は思うんです。
おそらくそのテキストのレベルの英語をモノにしたい、読解していきたいけど、現状では少し難しすぎて手に余るまたはやる気が出ないって感じなんでしょうね。
小中学生なんかを教えていても、写している時、子供たちはほとんど何も考えていません。
写した内容についてあとで聞いてみても、
「まだ写してただけだから中身まではわかんない。」
という内容のことを必ず言います。
勉強を教えて成績を上げて飯を食わせてもらっている身としては、「写す」ことは本当におすすめできません。
筆者が生徒の成績を上げる際(特に女の子)、まず着手することが「写す時間をなくす」ことなんです。
(男の子の勉強苦手な学生はそもそも写すのに必要な忍耐力が欠けている場合が多く、ノートはきれいだけど頭に入ってない・・・という悩みはあまり発生しない印象が筆者にはあります。)
考えないで過ぎ去った時間を勉強時間に含めることをやめること が勉強の第一歩だと思っているくらいです。
✅写経から始まる悪循環
①写す→特に学ぶポイントについて意識していない、だから難しさも感じない。大量に書ける。心が落ち着く。
②毎日継続しやすく”やった感”も感じやすい。
③ふりかえってみると何も進歩していない。
④だから現状に目を向けることが怖くなり、実力のなさが露呈してしまう考える学習ではなく、また写経をしてしまう。
⑤自分は英語学習を楽しんでいるのだからよいのだ、と自分に言い聞かせ最初の「英語が仕事で使えるようになる」や「TOEICで〇〇点取りたい」という目標があいまいになり、今日も写経をする。

ほんとにそんなふうになっちゃうのかなあ?
なります。
そう自信をもって言える理由は、この悪循環に陥っている他教科を学ぶ学生をたくさん見たからです。
みなさん英語学習をいうと、
英語をできるようになる方法 や
外国語を効率よく身につける方法を知ろうとしますが、
筆者の正直な考えを炎上覚悟で?言うと、
英語学習も語学学習である以前に学習なんです。
ほかの分野だったら効果が上がらないような頭を動かさないやり方をしてもやっぱりだめなんです。
(自分にもできる勉強法を・・・と英語だけ話せるけど勉強は苦手、という方の経験談を学習の参考にすると、ド根性主義に陥ったりすることがあるので筆者的にはあまりおすすめしません。)
学生の時よくいませんでしたか?
やたらノートはきれいだけど勉強のできは?な子。
英語も他の学習も得意な人に共通していることは、頭を動かすことをどの瞬間もさぼらないということです。
15年以上の指導経験の中で痛感してきました。
だったら、その人たちのやり方を学んでしまえばいいというわけです。
つまり、頭を休める学習はしない、写経はやめるということです。
もし、毎日英語の写経をしてるのに英語の力が上がらないと感じている方がいらっしゃったら、
その時間をそれよりも一つ二つレベルを落とした教材を使って、文型や、意味を完全に把握しにいく学習に切り替えることをおすすめします。
写経でも英文の構造を意識しながら写せて、その英文が頭に確実に残っていく方は写経しても問題ないとは思うんですが、
それはかなりの上級者の方だと思います。
次に、音読についてです。
音読もやり始める動機としては、やはり
「考えたくない」というのが正直あると思います。
正しい音や抑揚を身につけるのに、お手本の音声や発音記号を参考にしながら繰り返し繰り返し行いたい というのが動機であればいいと思います。
でも多くの方はそうじゃないんじゃないのかなと思います。
英作文や文型を考えたりすることが面倒だったり、できなかったりするから、かわりに音読をするというのは今日でやめにしましょう。
筆者としては、音読のかわりに英文を自分で作ったり、その英文を見ないで何回もスムーズに言えるまで練習したり、独り言を英語で言ったりする方をおすすめします。
完ぺきな練習でないにしても、そのほうが確実に一定以上頭を動かすことが保証されますから。
音読は音読で、発音やリズムをつかむ目的で別にやるのが〇です。
3.そもそも勉強時間不足

取り組む時間が不足していて目標を達成できない。
英語に限らずこれが目標を達成できない主な理由だと思います。
筆者が受験指導をしていても、

そんな勉強時間じゃとても無理だよ・・・、やり方以前の問題だから。
というのが初期の段階ではほとんどです。
英語学習でも同じだと思います。
毎日少しづつ楽しみながら英語学習を続ければ大輪の花が咲くと言いたいところですが、
様々な勉強をいろいろな方に教えてきた身としては、英語を身につけることは簡単ではないと言わざるを得ないです。
海外で何年も生活した人以外でこれを成し遂げる方は、どうしても負荷の高い勉強をしてきた方(=難関大学に外部受験で合格しているような方)で、英語においてもそのレベルの量勉強した方、
が多くなります。
スポーツで圧倒的なトレーニングを経験した人が英語も身につけるなんて場合もあるようです。
(筆者の身の回りレベルではこのタイプの人は知りません。)
そうでない方が英語を身につけようとする場合は高い負荷に慣れ、自分にその負荷を求め続けることができるか、が重要になります。
もちろん上記のような勉強に慣れている方であっても負荷の低い学習、短時間の学習ばかりでは英語が身につく可能性は低くなります。
英語力の成長グラフはこんなイメージです。(縦軸の数字は英語戦闘力?みたいなイメージです 笑)

このグラフのように
英語力の向上は同じ割合で増えていくのではなく、
基礎力を蓄える長い期間(特に文法に関して)があって、新しく見た1文、聞いた1文が1分くらいなら頭に残るレベルの力になったとき、
「ああこんな表現は自分はしたことがないな。」
「この言い回しはうまいな。」
などと発見や感想、疑問点が生まれるようになってきて、
その段階以降に見た、聞いた英文は経験として効率よく頭に残るようになっていくんです。
また、この段階になると頑張れば1日何千語かの英語を読めるようになって、先ほどお話した効率の良い経験の蓄積と相まって爆発的な英語力の向上が起こるんです。

どこまで勉強したらそれくらいになるの?
個人的には英検準1級合格くらいの段階に達すると英語力がグッと伸びる位置に来ていると思います。
なぜなら語彙数なら8000語、基本的な文法事項もかなりスムーズにわかるようになって上に書いてような大量の英語を日々読んで経験を積むことができるようになるからです。
ですから、ここにたどり着くまではどうしても学習を集中的に行って(忘れる間もなく復習をし、新しいことを学んで)早くこのレベルに到達する必要があるんです。
これが、筆者が学習時間の不足は英語力向上に致命的であると思う理由です。
学習時間が不足していると基本的な段階で覚えては忘れ、を繰り返し(1回も理解できておらずわかったつもりになっている場合も多い)、投入した時間に対して効率よく英語力を伸ばしていける折れ線グラフの右側の時期に入ることが永遠にできなくなってしまいますからね。
4.聞き流し

以前はやっていた教材もこのタイプのものでしたね。
これもやはり机の上で勉強するのを避ける意識から生まれてくるものの1つだと思います。
聞き流しをして得られるものは
英語のリズムのなんとなくの把握
だと思います。
これ以外のものはなかなか得られません。
頭を働かせない学習なので効果はあまり期待できません。
しかし、この聞き流し学習を生まれ変わらせる方法があります。
それが、聞き流す英文を先に勉強しておく、具体的には、文型を把握し、1文ずつなら見ないで言えるようにしておくということです。
そうすると聞き流しの1回1回が前に学んだことの復習になって頭に残るようになります。
もはやこれは聞き流しではなくて、聞き「流れない」ですけどね。
頭の中に英語表現がしっかりとどまりますからね。
文法は嫌い?
文法とか難しいことが嫌いだから英語を気楽に自然に覚えられるように聞き流しをやっている。海外ドラマを見ている。
だってそんなに勉強、勉強って感じじゃない人でも英語話してる人いるよね?
その人たちってこういう感じで英語身につけたんじゃないの?って考えてらっしゃる方いると思います。
でも筆者は文法なしの聞き流し学習はおすすめしません。
そちらのコースを選ぶと果てしない表現暗記地獄に落ちる からです。
言いたいことに対応した表現を1つ1つ果てしなく暗記していくことになるんです。
勉強した感じじゃないのに英語が話せるように見える人は
1.海外で長く暮らして果てしない暗記を実質している。
2.雰囲気だけでごく簡単な日常会話以外になるとあまり実は話せていない。
ことが多いと思います。
実際数年海外に行っていて英語が使える風のスポーツ選手でも、ほとんど座学をしないので英語をしっかり操れる人はほとんどいませんよね。
(操れるならそういう動画でもこのご時世いくらでも上げてセカンドキャリアにおいての武器にしてそうなものですが、ごく簡単な英語を話しているものや、用意された台本を読んでるもの以外ほとんど見ませんよね?)
でも国内にいながらでも文法を学ぶとそうはなりません。
文の中のパーツを別のそこにはめられる言葉に取り換えるだけで様々なことが表現できるようになります。
だから勉強時間を大幅に短縮できるんです。
自分で文を作る楽しさを感じられるのも大きいです。
確かに文法っていうととっつきにくい感覚があるかもしれませんが、
果てしない聞き流し学習を20年やるより、腰を据えて文法の勉強を3か月やる方が間違いなく英語力はアップしますし、もっと英語が好きになれます。
また、考えずに暗記中心の学習だと少し英語を勉強しなかったり、話さなかったりするとすぐに英語が口から出なくなってしまうんです。
一度話せるようになったら、あまりガチガチ英語を勉強し続けないで英語力を保ちたいと思っている方にも
(それって多分ほとんどの人ですよね)
サボりたい人にこそ文法学習はおすすめです。
この記事を機にぜひ文法学習に取り組んでいただいて目標に近づいていただけたらと思います。
5.復習をしない

英語学習だけではなく学習全般を教えてきた人間として一番訴えたいのはこれかもしれません。
人間ってふつう思われているよりずっと復習がいる生き物なんです。
わかったと思うものでも、身につけたと思うものでも復習しなければ嘘みたいに忘れていきます。
復習をして初めて、自分は実は習った直後から何もわかっていなかったんだということに気づくことも多いんです。
英語学習においての復習、反復は30回単位くらいだと思ってください。
自分が余裕を持って理解できる英文を30回何も見ずに話してみる。
体に染みこんだと思ったら毎日2回ずつでいいから確認する(言ってみる)。
これを2週間繰り返す。
これくらいやらないと初心者の状態からいろいろな表現を身につけていくことはできないと思います。
高校生は全く英語が話せない
高校生は毎日のように学校で英語を勉強しています。
しかし、一部の超進学校の生徒の本当に一部以外英語は全く口から出ない状態です。
口から出るのは主語+be動詞くらい。
学校では分詞構文、否定構文、倒置・・・と必要最低限をはるかに超える文法事項を習っていて定期テストではその問題に答えているはずなのに、
実際の生徒たちは英語を話すだんになると中2程度の英文も口から出てきません。(情熱家庭教師 ゆう調べ )
その理由は見かけたこと=使えること という風に誤解をして、中1~中3レベルの文を話すトレーニングを全くしていないから。
教師側ですらそう誤解しています。
だから定期試験の問題も生徒たちの英語の発信力よりずっと上の問題が並んでしまうんです。
筆者が塾で授業をした時でも、だいたい簡単なことでも3回は繰り返し伝えないと、成績が普通くらいの生徒でも新しいことは頭に残せないなと感じていました。
ですから私たちが勉強する時も、簡単なことを徹底して学ぶべきだと思います。
高2レベル以上のテキストを学ぶ時間を大幅に削って、中学レベルの簡単な英文を毎日口から出すトレーニングをすること、が英語を話すための近道です。
おすすめのテキストは、「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」(森沢洋介さん著)です。
話を戻しますが、上級者の方ほど簡単な文を毎日口から反復して出しています。
いくら繰り返しても繰り返しすぎということはない、というのが語学学習の本当のところだと思います。
文法の問題集でも、長文読解の問題集でも、単語のアプリでもその1冊、1つをとことん反復して95%以上できたときに次に進んだ方が良いです。
筆者が生徒のTOEICの点数や、英語その他の教科をの成績を上げる時も、様々な本に手を出したりはさせません。
そのかわり見た瞬間に解けて、解法の根拠をスムーズに言葉で説明できるまで何度も何度もトライしてもらいます。
もちろん取り組んでいる最中にさまざまな困難がありますが、それでもほぼ全員が大幅に成績アップします。
大切なのはどの参考書、どのオンライン英会話の会社を使うかではなく、そこにある内容を本当に家で復習して身につけたかどうかなんです。
よりいい参考書、よりよい先生を探して批評ばかりして復習を怠るのは「多浪生あるある」だと頭の片隅に刻んでおいていただければ と思います。
※この記事の最後に多浪生あるあるについて書いていらっしゃる信長さんのブログのリンクを貼っておきましたので、学習の参考にされてください。
6.僕の失敗した英語学習
最後に筆者の失敗した英語学習を挙げておきたいと思います。
今までたまったストレスのガス抜きに使ってください!
✅僕の失敗英語学習
①メジャーリーグの野球中継を英語で見る。
野球にばかり詳しくなるばっかり。
英語力が伸びた実感ゼロ。
データの数字にばかり詳しくなり、野球好きの友達にさえ敬遠されそうで、得た知識を誰にも披露できない。
②コロケーション辞書(相性のいい言葉と言葉を挙げてくれている辞書)
青の表紙でカッコよくて購入。
生徒にも自慢し、寝る前に毎日読むんだと宣言するも1日で終了。
(本自体はとても良い本です。)
③各国の社会保険制度が英語で説明されている洋書
前職が年金関係を扱う仕事だったので「英語と社会保険制度、おれのための本やん」と意気込んで購入。
5ページ読んで終了。のこり300ページ以上。
本も重くて持ち運ぶ気にもならない。
④英語カフェに行く。
来てる人たちの海外好き度が自分とは比較にならないくらい高く、野球、麻雀好きお茶漬けおじさんでしかない筆者は即挫折。
連れていった教え子大学生はその後も行っている。えらい!
⑤英会話塾の先生と友達になり飲みに行く。
何時間も英語で話せて超お得やん!と鼻息を荒くするも英語以前に筆者の人間的魅力が足らず数回会って疎遠に。
⑥英会話塾に英検面接前に1か月通う。
上記の英会話塾。予想通り便利なネイティブ表現をちょこちょこっと教えてもらうだけで建設的な指導はなく終了。
受付の人(チューター?)的な人も突然来た意欲的すぎるガリ勉中年に引き気味で手を持て余している感じ。
⑦寝る前にベッドの中で海外ドラマを見る。
ドラマがそこまで好きじゃないので眠気が勝って爆睡。
まれに見続けられた場合は画面の光で神経が高ぶって眠れなくなったりして、それはそれでマイナスだった。
~番外編・効果のあった勉強法~
①単語アプリで1か月にのべ30万問解く
1つの単語と60回出会うを合言葉に毎日ピコピコピコピコ!!
腱鞘炎と引き換えに英検合格をゲット!!!
アプリで単語を学ぶと繰り返すことが容易で間違った問題だけを練習したりすることも簡単にできるのでおすすめです。
②東進文法レベル別問題集を解き、問題文を言えるようにする。
その内容を話す。(これが復習になる)
この問題集は基本的に4択問題が並べられていますが、それを解くだけでなく載っている英文を話せるようになることをゴールにすると学習効果が爆上がりします。
③Japan timesを携帯で毎日読む。(英検準1級レベル以上の方におすすめ)
海外の英字新聞よりは読みやすく、扱っている内容は日本のことなので興味も持ちやすく、
わからない単語などはその場でタップすれば辞書がすぐ開くため継続しやすかった。
1記事読むと500語から1500語くらいのボリュームがあり、1級受験時には最低毎日3本読むように(多い日は10本)していた。
経済のことを中心に読めばTOEIC対策にもかなりなる。
④高校の英語の教科書の本文を暗記する。
文型や名詞を関係代名詞節や分詞句で説明していく部分に注目しながら覚えていった。
その後の、英語学習をさぼっても英語を話せる状態を保つための基本になってくれたと思う。
特に高校1年生の英語の教科書の本文は、自分の意見を英語で話していきたい方にとってすごく役に立つと思います。
(学校によって教材は多少異なりますが)
ほかの成果を上げた英語学習については今後の記事をお楽しみに!
それでは今日のまとめです。
この記事のまとめ
英語学習は語学学習である以前に学習。
なので、頭を使わずに時間ばかり使うやり方はNG.
例えば、
1.海外ドラマの漫然とした視聴。
2.頭を空にした音読、写経。
3.勉強時間不足。
4.聞き流し
5.復習不足
など。
学習効果を挙げるには、本文中のグラフの右側のような効果の出やすい段階にたどり着くまでは集中的に勉強することが必要。
そうしないと日々学んだことを忘れてしまってなかなかその段階に到達できないから。
1~5のような学習を勧める人もいるが、そういう人は
✅もともとの英語力が高く、軽く見聞きするだけでも英語が意味のあるものとして頭に残る。
✅英語が信じられないくらい好きで、何度も見たり聞いたりするのが全く苦にならない。むしろ何回でも見たい。
というような場合が多く、英語を仕事などで話すことを目標にする多くの方の参考にはならない場合が多い。
頭を動かさない楽な英語学習はトータルで見ると時間の浪費になってしまう場合が多いので、
覚悟を決めて毎日1.5時間以上くらいの時間を英語学習に投入して、成長が少ない時期をさっさと乗り切ってしまうのがおすすめ。
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