英検準1級、2級ライティング、スピーキング、英会話にも効果大!つぶやき英語18の型

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英語が話せない、書けないのには理由がある

英語の勉強をしようと決心してから、英会話を続けているのに、海外ドラマを見て生の英語に触れているのに英語がなかなか話せない、書けない。

だけど、英語を話せるようになるには続けることが大事、と聞くから今の勉強の仕方に疑問はあるけどこのまま続けていこう、ある日突然英語が意味のあるものとして耳に飛び込んでくるようになるって話も聞くし。そんな方が多いのではないかと思います。

でも、話せなかったり、書けなかったりするのにはちゃんと理由があるんです。

その理由は僕ら英語ネイティブではない人間にはわからない、なんてことはなくて丁寧に考えていけばわかることばかりなんです。

1.知っている英単語の数が少なすぎる

まず誰もが思いつく一番簡単な理由からいきましょう。

単語を知らなければ、そりゃ話せないよ、という話なんですが、実は意外と当てはまらない人が多いと思います。(特に英検準2級には合格して、2級以上を目指そうとする方には)

だって、上記のような方たちは少なくとも2000語くらいは英単語を知っているはずですし、準1級以上を目指すような方なら5000語以上の英語を知っている場合も少なくないからです。

いま持っている単語を話したり、書いたりするときに有効利用できていないって方の方が圧倒的に多いと思います。

英単語を50個しか知らない、とかなら全く英語を話せない、書けないのも納得ですが、2000個も3000個も知っていたらそれなりに英語で意思表示できそうな気がしますよね。

でも実際は、「英語全然しゃべれない」って自己評価の方が僕の教えてきた経験では多い印象です。

2.すぐに出る英単語の数が少ない

英語を話したり書いたりするときに1文に何分かけてもいいわけではないですよね。

実際英語を話す時に、1つの単語について「えっとあの単語、あ、出そうなんだけどな、えっと・・・」って感じで沈黙が5秒できただけで会話の相手にとってはかなり長く感じるものです。

5秒の空白が1文で3か所もできたりしたら、それこそ相手にとっては話への興味が失われるくらいの長時間に感じられます。

(ためしに目の前の英文をわざと途中で間を数秒あけながら5文くらい音読してみて、それを録音してみてください。聞いてみると自分が話している側であるときと比べて、黙っている時間がかなり長く感じられるはずです。)

ですから、英語を話せる、書ける!という状態になるためには、すでに自分が知っている(見聞きしたことがある)単語を練習を通じて、一瞬で出てくる単語に変える必要があります。

この記事でこれから紹介する例文に、自分の話したい言葉を組み込んで日々練習していくと、一瞬で出てくる単語は確実に増えていきます!

3.話せる文章の型をもっていない

もし、話せる英文の型をいくつかもっていて、会話のときには単語を置き換えることだけ考えればよい、としたら、「それならその場でもどうにかなる」と思いませんか。

英文がすぐ出ない、という方はこの英文の型が頭に入っていないんです。

英文の型は一番単純化して(数を絞り込んで)いうなら5つ(5文型)ということになるのでしょうが、それではやはり実際に話すとなると少なすぎるので、この記事では18個前後の例文を紹介しています。

なぜ英会話をネイティブとやってもなかなか話せるようにならないのか

オンライン英会話や英会話教室などでは場面ごとに使う文や表現を週1回や2回学んでいる方が多いのではないかと思います。

それでも上達しないのは、

①反復回数が少なすぎる。

②場面の違いを超えて使える基本的な英文の型を頭に入れていない。

ということだと筆者は考えています。

たしかにそれぞれの場面に応じた文や表現を学ぶことは実践的ではありますが、そのベースとなる英文の型(文法的なこと)なしにはすぐに忘れてしまいますし、話がすこし違う方向にいっただけで黙ってしまうことになりかねません。

そこで僕は自分と生徒の英語発信力アップと各種試験合格のためにこれから示す例文集を使いました。


英語が操れるようになる!英検合格もついてくる!例文集


ここからは、筆者が自分の英検1級受験の際や、生徒の英検準1級、2級、留学前に英語力を高めるのに使用した18の英文の骨組みを紹介します。


上の表の①~⑱の形の文を作って話していきます。

表の見方ですが、例えば⑪はSか2つあるOのどちらかに関係代名詞節をくっつけて説明した文を作る、ということです。


上の欄の文型を骨組みとし、左の欄の説明(修飾)パーツを入れていきます。

5文型に基づいて作った文の

1.名詞は分詞句か関係代名詞節で

2.形容詞、副詞は前置詞+名詞で

説明をくわえていけるようにして、自分の言いたいことを言えるようにする というのがこの18個の型の狙いです。

※SVCの文に関しては、Cのところにくる形容詞によってうしろにto不定詞をおくのか、前置詞+名詞をおくのか が変わります。

※SVOCの欄の「使」と「不」は、

使・・・使役動詞をVのところで使う

不・・・不定詞をCのところで使う

という意味です。


自分で作った例文はgrammerlyなどのアプリである程度の正誤を確認できます。

でも一番大切なことは、多少の不自然さなどは気にしない!ということです。


英文を全く自分で作らない日々からさよならして、それらしきものを毎日つくる!ということが今の英語力を確実にグレードアップさせてくれます。


形容詞の後にも必要な言葉がある!

形容詞をCの位置に使った文を何か考えてみてください。

She is cute. みたいな文になりませんでしたか?

今まで僕が英語を教えてきた経験では、SVCの文でCのところに形容詞を持ってきたとたん文が終わってしまう、という方は多いです。

たしかにcuteのように後ろに特に説明を必要としない形容詞もありますが、例えば

She was happy to see him again.

He was angry with his daughter.

のようにhappyである理由や、angryしている対象を表す必要がある形容詞もあるんです。

その場合形容詞の後に青字のような不定詞や前置詞+名詞を加えて表現します。

先ほどの表の④の上の段に書いてある「前置詞+名詞」と「to不定詞」というのはそういう意味です。

①~⑱の英文の例

英文を作って練習したいけど、どんな文になるのかいまいちつかめないという方は下の文を参考にしてくださるといいと思います。


① The cat bought yesterday is sleeping.

過去分詞から始まる句を使ってThe catという名詞を説明しています。


② The cat which was bought yesteday is sleeping.

関係代名詞から始まる節を使ってThe cat という名詞を説明しています。


③ The cat in her bed is sleeping.

前置詞+名詞の句を使ってThe catという名詞を説明しています。


④ The professor working as a leader of that project is familiar with history of this area.

現在分詞から始まる句を使ってThe professorという名詞を説明しています。

be familiar with と「熟語」として覚えている方も多いと思いますが、その教授は親しんでいると言ったあとに「何に親しんでいる(詳しい)か」をwithを使って後ろに足している ととらえると、ほかの形容詞もうまく使えるようになってくると思います。


⑤ The professor that is working as a leader of that project is familiar with history of this area.

関係代名詞から始まる節を使ってThe professorという名詞を説明しています。


⑥The professor in the university was glad to see you again.

前置詞+名詞の句を使ってThe professorという名詞を説明しています。

be glad もそれだけではなぜうれしいのかがわからないので、うれしい理由をto不定詞を使って補足します。because S Vと後ろで節の形で述べるより簡単ですね。


⑦ I know some tips of baseball told by my father in my childhood.

過去分詞から始まる句を使ってbaseballという名詞を説明しています。


⑧ I know some tips of baseball which is popular in Japan.

関係代名詞から始まる節を使ってbaseballという名詞を説明しています。


⑨ I saw him in a gym.

前置詞+名詞の句を使ってsawという動詞を説明しています。


⑩ He gave her a ring bought in Ginza.

過去分詞から始まる句を使ってa ringという名詞を説明しています。


⑪He gave her a ring which he found in a catalog.

関係代名詞から始まる節を使ってa ring という名詞を説明しています。


⑫ He gave her a ring with a letter.

前置詞+名詞の句を使ってgaveという動詞を説明しています。


⑬ The lesson hold by that school made me confident in my basketball skill.
(C=confident)

過去分詞から始まる句を使ってThe lessonという名詞を説明しています。

confidentという形容詞はinを後ろに足すことで、何に自信をもっているのかを表すことができます



⑭ The book encouraged me to work harder in my job hated by everyone.
(C=to work harder)

過去分詞から始まる節を使って、SVOCという文の骨組みの外側にある副詞句の一部のjobという名詞を説明しています。


⑮ The lesson which I took in my highschool days made me confident in my basketball skill.
(C=confident)
関係代名詞から始まる節を使って The lesson という名詞を説明しています。



⑯ The book encouraged me to work harder in my job that I hated before.
(C=to work harder)

関係代名詞から始まる節を使って、SVOCという文の骨組みの外側にある副詞句の一部のjobという名詞を説明しています。


⑰ The lesson made me confident in my basketball skill.
(C=confident)

何に自信が持てたかについて前置詞+名詞で情報を補っています。


⑱ The book encouraged me to work harder in my job.
(C=to work harder)

熱心に働くという副詞句をさらに前置詞+名詞で詳しく説明しています。


以上のような文を毎日自分で作ってこの型が素早く出るようにすれば、英検のライティングでも、スピーキングでも実力大幅アップ間違いなしです。


もちろんこれでこの世の英文の形全てが網羅できているわけではありませんが、この18個の型にwhen…やif…などの節を足すなど自分なりのバリエーションを加えていけば(18個の型に慣れた後にです)、自分の気持ちや考えを以前よりずっとスムーズに話せる自分に出会えるはずです。



ここまでお読みいただきありがとうございます。

「英文を作りたいけど自分で作っても正しいかどうかわからない。」

「文法がわからなくて上の表もなかなか理解できなかった」

という方は、下の関連記事もご覧ください。



最後に今回のまとめです。

今回のまとめ

英語を話したり書いたりするには、

1.自分が普段使いする英語の型、表現、単語を体にしみこませておく。

2.そのために毎日この記事にある18個の型のうち半分づつでもよいので毎日使って英文を話したり、書いたりする!

3.余裕ができたらいろんな節などを加えたりしてバリエーションを増やす。